2009年11月17日 (火)

訃報

弊社では小さなボランティア活動の一環で、難病の子供の支援をしていますが、その中の一人のお子さんが昨日、天に召されました。

この前日、第一弾の義援金をお渡ししたばかりだったのですが、まさか翌日に急に容態が悪化するとは…。ショックが大きく、しばらく元気が出そうにありません。

子供は世界の宝であると同時に、このように周囲に「メッセージ」を伝えにこの世にやってくる魂もあります。
その魂が天に上がるということは、神様に認められたからこそであり、素晴らしいことです。「頑張ったね」、「またいつか会おうね」と声をかけたいですが、しかし、ご両親や周囲の方々の喪失感には、そういった言葉は無力であり、到底認めたくない悲しい出来事です。今はボクも沈黙するだけです。

天から多くの出迎えがあったことでしょう。
またこの世にやってきて、今度こそご両親と長く一緒に過ごせたらいいですね。


今夜、調査中に大きな流れ星を見ました。あの星が皆さんに幸運をもたらす輝きでありますように。

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2009年11月13日 (金)

市橋容疑者の頭脳

日本中の話題をさらった市橋達也容疑者について少し思うことを。

彼は現在、逮捕4日目に入ろうとしていますが、一度も食事を取ってないそうですね。口にするのはお茶だけということです。

そして、地検に送検される際にも顔を半分以上出して、決して隠そうとしてはいませんでした。ほとんど会話にも応じていないとのこと。


これは非常に高度な戦術を取りましたね。やはり、彼はバカではないということです。

市橋は断食により、自分を追い詰めることで何かを表現しようとしています。
何かを言わずに語るという高等戦術です。
彼の中で人生の求道者にでもなった気持ちが表れているのではないかと思います。

殺人犯にも、単純に流れで殺害に至ったもの、自分の不都合を隠すために(金銭や異性関係など)実行するもの、殺人そのものが目的であるものなどがありますが、市橋の場合は流れと性癖から殺人に至ったものと推測しています。
しかし、逃走後の彼は自分の完全逃亡のために、整形費用を捻出するために一生懸命働いたり、自己顕示欲のある彼がトラブルを起こさずに目立たぬように生活したりと、ある種、初めて真っ当な社会人として過ごした日々があるのです。逃亡の費用を作るためという理由を除けば、普通の青年の生活をしていたわけですね。

そういった逃亡生活の中、自分が大それたことをやってのけているということへの高揚感や、完全犯罪に対する黒い欲望、近年増えている「自己表現」の一つとしての「社会に対する自分なりの回答」といった思想にしだいにおぼれていったことを感じます。

自分が実は「大きなミッション」を行おうとしている妄想に駆られていると言えばわかりやすいでしょうか。

彼は今、殺人犯としての矜持を表現するために、誤解を恐れずに言えば「神に近づくための修行」を行っている状態です。
長年、裕福な親の仕送りで生活していた市橋は初めて自分の体を使って働くことへの健全性を感じ、そして、自分を試していたと思います。その「健全性」が逆に市橋にとって、自分を偽る戦略の一つであり、自虐的な行為(自分を鞭打ったキリストの弟子のような)により、自分の中に巣食う犯罪者としてのプライドとして、「悪用」されたものなのです。

彼の殺人者としてのプライドは、元々彼の中にあったナルシストの部分と、そして人生の落伍者として医者である親に扱われてきたように感じてしまっていた部分がそのほとんどを構成しているもので、流れでの殺人とはいえ、逃亡生活中に自己表現としての殺人に目覚めた瞬間に自分のプライドを取り戻した…つまり、彼の精神構造は、か弱き羊の部分が暴走して巨大化した張りぼてのプライドであるのです。

そのことをかき消すように、求道者として、自分の今後のストーリーを練っている状態です。

正しい方向ではなかったけれど、自分が大きな仕事をやり遂げることに自分自身が非常に興味を持って今の社会の状況を眺めているのです。

彼は今後、無期懲役になるものと推測していますが、淡々と刑務所暮らしをして出所後に自分の経験を出版するつもりもあるでしょうし、もしくはか弱き自分との本当のギャップを感じることとなり自殺するかでしょう。
たぶん、ナルシストであり、大きな仕事をやりたいと思っているふしがあるので前者の道を歩むと思います。

市橋は犯罪者としての自分を冷静に楽しんでいます。自分が求道者として神に近づいていることを表現したいと思っているのではないかと思います(もちろん、気持ち的に現在は投げやりになっているという側面も同時に起こっている精神状態でしょう。開き直った相手には常識は通用しません。そこも要注意)。

彼のゲームにつき合わされている警察には、彼の意図が読めていません。正しい人員を投入しなければ、彼から本音を聞きだすこともできないし、表面上の裁きしか与えられないということになります。それでは、市橋の思うつぼです。

市橋の根っこにあるのは、自分を真っ直ぐ見てくれなかった親への反抗と、それと同時に子供が抱える親の愛情への渇望とのギャップ、そして親への反抗が社会への反抗となってしまう人間としての弱さであると感じます。

しかし、彼はバカではない。
彼が今後やろうとしていることに注目しなければなりません。

市橋が逃亡中によく利用していたビデオレンタルの解析は必須です。
おそらく、神と殺人に関するビデオが多く含まれているはずです。

彼は逃亡中に殺人犯としての感性を熟成させてしまったのです。これは非常に危険なことです。

警察は市橋の心情を理解できるでしょうか?
市橋はゲームを仕掛けています。彼はストーリーを描いて、それに従って行動しています。このゲームをいち早く解読しないとゲームオーバーです。誰がその突破口を見つけるのでしょうか…。
心弱き人間を落とすことはそんなに難しいものではないんですが、その全体像を把握しない限り、彼は心を開くことはないでしょう。

市橋は自分の中に芽生えた「自分が制御できない殺人犯である自分」と「必死にか弱き自分を隠そうとして虚勢を張る自分」のせめぎ合いが起こっていて、そういった自分に酔っている(つまり、それすらもナルシストであることの証明なんだけど)状態でもあると思います。これも劇場型犯罪と言えるでしょう。

親の育て方が悪かったという典型であるように感じます。彼もまた社会のひずみであり、親のエゴから生まれた鬼っ子なのです。

殺人犯を神の世界論に近づけてはいけません。
彼は食事を拒否することで、新約聖書の「荒野の誘惑(断食中のキリストの前に悪魔が現れ誘惑するが、キリストは「人はパンのみに生きるのではない」と撥ね除けた)」を体言しようとしています。
彼の整形痕と心の傷は、彼にとって「スティグマ(聖痕)」なのです。
例えば、この2つのエピソードを元に作られた映画も数多いのです。市橋も何らかの影響を受けていないとは限りません。
彼の呼んでいた本、見ていた映画に多くのヒントが隠されているはずです。

なんの因果か13日の金曜日にそんなことを考えたりしていました。

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不倫の行く末

最近、よくお客さんに話すのは「不倫の構造」についてです。

不倫というのは、不平不満や単純な肉欲、心の隙間に巣食うものであり、同じ相手とは一生涯続くものではないということです。

不倫は全て「肉欲・性欲」が支配するものであり、例えばインポだとわかっている男性とは不倫というものは成立しません。不倫の最中、自分の中にある「器」に入っているものは全て「性欲」です。
この性欲は相手が誰であろうと、一定期間が過ぎると落ち着いてしまうものです。その証拠に、結婚前はあんなに盛り上がっていたカップルでも結婚して子供が産まれてしまえば、関係性は普通の「家族」になり、性欲爆発であった頃には戻れないものです。
この物足りなさに、外に目が向いてしまうと不倫の出来上がりです。
これは特別なことではなく、本当に誰もに起こりうる話です。どんな真面目な人にでも、この状況と異性との出会いがあれば、簡単に不倫に発展します。

妻をうとましく思うのと同じで、不倫相手とも落ち着いてしまえば、古女房となんら変わることのない女性であり、その関係性には何の新しいファクターも生まれません。
そこで、またこのような方々は同じ刺激を求めて、新たな不倫に走ります。不倫が不倫を呼ぶ、因果応報です。

器に入っていた「性欲」が消えるか減るかすれば、その器はカラッポで空虚なものでしかありません。全て性欲で支配されていた不倫というのは、性欲がなくなればそれまでという悲しい薄さを持った人間関係であり、だからこそ続くわけがないのです。これが不倫後の構造です。

ただ、一生続くものではないと言っても、不倫相手が妊娠をしたり、妻側が攻撃心のみを持って立ち向かってしまえば、修復の道もまた難しいものになります。
究極は、放っておいても何年か経てば破局ということなのですが、それを早めてやるためにも、相手を蹴散らすためにも、なるべく早い対処(不貞の証拠と弁護士)が大事になるということです。

性欲に彩られた単純なカップルは、小さな波風によっても破局しやすく、いかに性欲でのみ繋がっていた人たちかということをボクらは何千件もの相談と調査によって知っています。

一つ、逆の話をしたいのですが、不倫が全て悪いかというとそうでもない場合もあります。人間ですから、間違いもあります。結婚した相手がダメだった場合はチェンジということだってあります。
性欲だけではなく自分の心の弱さから来る不倫であったら、その傷を埋める作業としての不倫や、不倫をしたからこそ気づく大事なものというものもあります。不倫により、人生を軌道修正できるのなら、その方法はともかく人によっては必要な作業になるのかもしれません。失敗から学ぶものは大きいですし、配偶者をないがしろにせずに責任を果たす限りは何かを学べると思います。
その方法が他人とのセックスであるということであり、セックスや性欲自体は罪ではありません。配偶者をないがしろにするからこそ、ボクらが介入する事態になるということです。

性欲がない人間はいません。しかし、その表現方法を間違えてはいけないということです。

人間というのは法律や常識とまた違った尺度で生きてる奥深い生き物の一つです。
そこから何かを学べるなら、不倫すらも肯定できます。
でも、残念ながら不倫ですぐに性欲に支配され、配偶者をないがしろにする人が多く、人間の本質的な愚かさを具現しているものです。そこを超えたところに、人間の相互理解もあり、また新たな人生の道の発見もあると感じます。

間違わないでいただきたいのですが、ボクらは不倫を単に肯定することはありません。むしろ、そのような人間たちは激しい攻撃対象になります。
しかし、不倫の構図そのものを憎んでいるだけではなく、不倫を行う人間が家族や妻、子供をないがしろにするその部分が一番の問題であり、性欲が引き起こす人間性の欠如や、その人間の奥深くにあった凶悪性というものが憎むべきものです。そして、それを呼び覚ましたのは、様々な事情であり、そこを修正できるかどうかが今後の人生の分かれ目なのです。
うちに相談に来られるほとんどの女性が、不倫に熱くなる夫に離婚を迫られたり、人格否定などをされているので、そのほとんどがボクらの怒りを買います。

配偶者を大事に。
そこをいい加減にすれば、手痛いしっぺ返しや後悔が待っているだけです。

家族を大事に。
家族を大事にできれば、何だって乗り越えられます。人とはすごくシンプルなものなのです。

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2009年11月12日 (木)

未成年者略取

本日も「子供の連れ去り問題」についてです。
夏以降、この問題で全国からうちのサイトに訪問される方が激増し、そういった事情からもこの問題を取り上げる機会が増えています。

今日、取り上げるのは、最高裁判例で納得がいかない判事の意見を見つけたことです。
このように裁判官にも様々な人間がいて、常識が通用しない方もいるという事実を知ってもらいたいと思います。長い引用ですが、必要な方には有益な情報かと思います。

『最高裁判決例:平成17年12月06日(原審:仙台高等裁判所)

要旨:妻と離婚係争中の夫が,妻の監護養育下にある2歳の子を有形力を用いて連れ去った行為につき,未成年者略取罪が成立するとされた事例

主文
本件上告を棄却する。

理由
弁護人山谷澄雄の上告趣意は,違憲をいう点を含め,実質は単なる法令違反,事実誤認の主張であって,刑訴法405条の上告理由に当たらない。

1 原判決及びその是認する第1審判決並びに記録によれば,本件の事実関係は以下のとおりであると認められる。
 
(1) 被告人は,別居中の妻であるBが養育している長男C(当時2歳)を連れ去ることを企て,平成14年11月22日午後3時45分ころ,青森県八戸市内の保育園の南側歩道上において,Bの母であるDに連れられて帰宅しようとしていたCを抱きかかえて,同所付近に駐車中の普通乗用自動車にCを同乗させた上,同車を発進させてCを連れ去り,Cを自分の支配下に置いた。

(2) 上記連れ去り行為の態様は,Cが通う保育園へBに代わって迎えに来たDが,自分の自動車にCを乗せる準備をしているすきをついて,被告人が,Cに向かって駆け寄り,背後から自らの両手を両わきに入れてCを持ち上げ,抱きかかえて,あらかじめドアロックをせず,エンジンも作動させたまま停車させていた被告人の自動車まで全力で疾走し,Cを抱えたまま運転席に乗り込み,ドアをロックしてから,Cを助手席に座らせ,Dが,同車の運転席の外側に立ち,運転席のドアノブをつかんで開けようとしたり,窓ガラスを手でたたいて制止するのも意に介さず,自車を発進させて走り去ったというものである。
 被告人は,同日午後10時20分ころ,青森県東津軽郡平内町内の付近に民家等のない林道上において,Cと共に車内にいるところを警察官に発見され,通常逮捕された。

(3) 被告人が上記行為に及んだ経緯は次のとおりである。
 被告人は,Bとの間にCが生まれたことから婚姻し,東京都内で3人で生活していたが,平成13年9月15日,Bと口論した際,被告人が暴力を振るうなどしたことから,Bは,Cを連れて青森県八戸市内のBの実家に身を寄せ,これ以降,被告人と別居し,自分の両親及びCと共に実家で暮らすようになった。被告人は,Cと会うこともままならないことから,CをBの下から奪い,自分の支配下に置いて監護養育しようと企て,自宅のある東京からCらの生活する八戸に出向き,本件行為に及んだ。
 なお,被告人は,平成14年8月にも,知人の女性にCの身内を装わせて上記保育園からCを連れ出させ,ホテルを転々とするなどした末,9日後に沖縄県下において未成年者略取の被疑者として逮捕されるまでの間,Cを自分の支配下に置いたことがある。

2 以上の事実関係によれば,被告人は,Cの共同親権者の1人であるBの実家においてB及びその両親に監護養育されて平穏に生活していたCを,祖母のDに伴われて保育園から帰宅する途中に前記のような態様で有形力を用いて連れ去り,保護されている環境から引き離して自分の事実的支配下に置いたのであるから,その行為が未成年者略取罪の構成要件に該当することは明らかであり,被告人が親権者の1人であることは,その行為の違法性が例外的に阻却されるかどうかの判断において考慮されるべき事情であると解される(最高裁平成14年 (あ) 第805号同15年3月18日第二小法廷決定)。


ここまでが判決の主旨なのですが、至極当然の判決が出ています。
子供を何度も無理やり連れ去った夫が逮捕されるのは争うまでもないことだと感じます。
しかし、この判決に至った5人の裁判官の中で、一人の判事が反対意見を述べていました。この論理がすごい…。現実を何も知らない判事だとしか言えません。このような人が人を裁くということを許してはならないと思います。

判決文の中の意見書です。

裁判官滝井繁男の反対意見は,次のとおりである。

私も,親権者の1人が他の親権者の下で監護養育されている子に対し有形力を行使して連れ出し,自分の事実的支配下に置くことは,未成年者略取罪の構成要件に該当すると考えるものである。
しかしながら,両親の婚姻生活が円満を欠いて別居しているとき,共同親権者間で子の養育をめぐって対立し,親権者の1人の下で養育されている子を他の親権者が連れ去り自分の事実的支配の下に置こうとすることは珍しいことではなく,それが親子の情愛に起因するものであってその手段・方法が法秩序全体の精神からみて社会観念上是認されるべきものである限りは,社会的相当行為として実質的違法性を欠くとみるべきであって,親権者の1人が現実に監護していない我が子を自分の支配の下に置こうとすることに略取誘拐罪を適用して国が介入することは格別慎重でなければならないものと考える。

未成年者略取誘拐罪の保護法益は拐取された者の自由ないし安全と監護に当たっている者の保護監督権であると解されるところ,私は前者がより本質的なものであって,前者を離れて後者のみが独自の意味をもつ余地は限られたものであると解すべきであると考える。とりわけ,本件のように行為が親権者によるものであるとき,現に監護に当たっている者との関係では対等にその親権を行使し得るものであって,対立する権利の行使と見るべき側面もあるのであるから,それが親権の行使として逸脱したものでない限り,略取された者の自由等の法益の保護こそを中心にして考えるべきものである。

このような観点から本件を見るに,被告人は,他の親権者である妻の下にいるCを自分の手元に置こうとしたものであるが,そのような行動に出ることを現に必要とした特段の事情がなかったことは多数意見の指摘するとおりである。しかしながら,それは親の情愛の発露として出た行為であることも否定できないのであって,そのこと自体親権者の行為として格別非難されるべきものということはできない。~略~

この滝井判事は、違法性を阻却されないこと(=離婚していない夫によるものでも連れ去りは違法という考え)への反論というよりも、子供の争いはどんな事情があろうと全て家裁で行われるものであって、連れ去ったからといって警察に告訴して逮捕させるというのは明らかにやりすぎで、家庭問題に司法(警察)の介入を許してはいけないというある種の正義論なんですね。
そこの部分はわかりますが、連れ去り自体も共同親権状態にある夫婦間では合法という考えをお持ちであるので、そこに納得がいかないのです。連れ去りは普通に起こりうるものであって、ここまで大ごとにすることがおかしいというのは、現実を知らない人だからです。

そもそも、ほとんどの暴力的な連れ去り事件の背景には、夫による暴力(DV)モラルハラスメント(精神的DV)が起きていたために離婚問題が持ち上がっているものが多く、そういう夫だからこそ、連れ去りが起きるのです!
真っ当な夫なら調停や審判で争うものですが、このような夫は「自分の支配下にあった妻や子供が自分を拒否していなくなるなんてことは許さない!あの妻は子供と離れることが一番つらいのだから、その子供と無理やり離して後悔させてやる!」という非常に暴力的な感情から(つまり、この思考自体がDV)連れ去りを起こすのです。

自分がコントロールできなくなった妻は憎しみの対象でしかなくなるというのはモラハラ夫の典型です。妻の行動を制限したり、自分の行動に妻を無理やり合わせさせる、自分の命令によって動かしたい、妻の能力を過小評価し自信を奪う、常にイライラしている、自分の職場に不平不満だらけという男性がモラハラ夫になります。

上記の事件でも、知人女性に親類を装わせて拉致したり、2歳児を連れ去って八戸から沖縄まで逃亡したりと完全に悪質です。これのどこが、「親子の情愛に起因するもの」、「よくあること」なんでしょうか?

夫側の親権などに配慮くださっているのは男性としてみれば、ありがたい面もありますが、常軌を逸した暴力的夫が警察に拘束されるのは仕方ないことですし、この論理がまかり通るなら、激しい家庭内暴力も全て家裁で調停をしなさいと言ってるのと同じです。
暴力行為には警察による拘束もやむを得ません。
ただ、滝井判事と意見を同じくするのは、妻側がまともではないケースもあるので、刑事告訴の全てが正しいわけではなく、一方的で安易な警察権力の介入を求める行為もまた常軌を逸しているということです。家族の問題を解決するための専門機関としての家裁をもっと利用するべきで、正しい司法利用を求める考えには賛同します。

連れ去りを起こす男性のほとんどは暴力夫かモラハラ夫であるという現実を知らない判事が人を裁くというのは明らかに勉強不足ですし、経験不足です。
弁護士もそうですが、裁判官ですら、まともではなかったりするので、裁判所の判断は時として正しいとは言えないということがわかる話です。

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2009年11月 8日 (日)

海外への連れ去り

最近、つとに取り上げることが多い連れ去り問題ですが、子どもを外国人の夫に連れ去られた事件がニュースにようやく取り上げられるような世の中になってきたな、と感じます。
今までもたくさんあったのですが、ハーグ条約などの絡みもあり、ようやく日本人も無自覚ではいられない事態になってきたと思います。

『夫が5歳児海外へ連れ去る
2009年11月7日(土)17時33分配信 共同通信

岐阜県山県市に住む女性看護師山田佳代子さん(40)の夫のチェコ人(31)が8月、長男(5)を海外に連れ出し所在不明となっていることが7日、分かった。父母の一方による子供連れ去りを防ぐ「ハーグ条約」に日本は未加盟で女性は返還を求めるすべがない。同条約は国際結婚した父母の一方が子供を無断で連れ去った場合、それまで住んでいた国に戻す手続きを定めている。加盟の議論に一石を投じそうだ


以前から、このブログでも紹介している、この逆の「日本人妻による連れ去り帰国」についてはハーグ条約に加盟していないために守られてきたわけですが、逆に連れ去られた側になってしまうと、ハーグ条約の未加盟が大きな障壁となって子供と二度と会えなくなってしまう事態に陥ります。
どちらがメリットなのかは判断できませんが、やはり連れ去ること事態が問題なわけですから、ハーグ条約に加盟することは避けられないでしょう。

この問題について、24時間相談に応じている機関というのが弊社しかないようなものですから、夏以降、毎晩毎晩全国から相談電話がなり、寝るヒマもないような状態が続いています。
あまりに増えてしまったので、時間制限を設けないとうちの本業(離婚問題と調査)に差し支える状況になってきたので、子の連れ去り問題24時間相談はそろそろ終わりにして、深夜0時くらいまでにしようかなと考えています。
利益が出ないボランティア事業にちょっと力を入れすぎましたよね。無理をすると続かないので、残念ですが時間制限を設けましょう…。って、当たり前なんですけどね、相談時間が決まってることなんて(苦笑)。さすがに無制限はサービス過多でしたかね。

岩手にあるうちの事務所が全国の連れ去り・引き渡し相談を24時間一手に担っていることは岩手県の方々は知らないわけですが、岩手県という看板を背負って活動することにも意義があると思っているので、黙々と頑張ってきたんですけどね。

当然、変わらず岩手県内から浮気などの相談は24時間体制です。
全国の子ども問題の相談は近々「14時間」体制くらいに変更の予定です。ボランティアですので、ご勘弁を。

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2009年11月 5日 (木)

リソース

いちご探偵事務所は例年通り、この時期仕事のピークを迎えているわけですが、業務のリソースを集中させることができずにてんてこ舞いです…。


まず、調査員ナンバー「1」I氏の入院5日が一番痛い。しかし、今後の調査のために悪いとこは治しておかないと。
でも、個室入院なので、パソコンを持ち込んでのベッドの上での報告書作成はむしろ通常よりもさくさく進んでいるので安心してます。


それから、調査員ナンバー「3」の東京出張が比較的長いので早く帰ってきて欲しいわけです。
この時期に遠方で1本専属というのは効率が悪いけど、しかし依頼者さんそれぞれのためなので受けた順番にしっかり責任持って進めています。

調査員ナンバー「2」も、某公共団体に何日か召集されているので他の仕事が組みにくいわけで。
弁護士案件は絶対に断れないですし。


まさかこんなピークが突然来ると思わなかったから、依頼の早い案件を時間たっぷりにスケジュール組んだのが運の尽き。
何人かのお客さんを待たせながらですが、鋭意進行中ですのでもう少しお待ちをm(_ _)m
やはり、早目の相談に、早目の依頼を決めた方々はラッキーだという状況です。
弊社でのキャパオーバーになりそうですが、岩手県にはうちの事務所以外には「プロ」と呼べる探偵はあと一人くらいしかいませんので、外注の応援を頼むことすらできません…。
東京や大阪から懇意にしている探偵を呼ぶと、料金がめちゃめちゃ安いうちの経費では旅費などまでまかなえず…。
うちと同等まで求めないので、せめて一般的な探偵社レベルの技術があり、真面目な探偵が岩手県にもいたらいいのに…。

と、今回ほど思ったことはないですね(T_T)

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