2021年5月21日 (金)

東京の探偵がやらかしてます

このブログの2本前に書いた「探偵と殺人事件」にまつわるお話が実際に発生しました(2本前のブログ「刑事事件にまつわるお話」を読んでいない方は一度読むことをおすすめしたいです)。

それは、例の「紀州のドンファン・覚せい剤殺人事件」の容疑者となっている20代の元妻です。

次のニュース(毎日放送)を紹介します。東京の探偵が盛大にやらかしています。
ほら、言わんこっちゃない。ヤバいです。


「資産家夫殺害事件の元妻から依頼受けたという“探偵”が証言「真犯人を見つけて」
 5/21(金) 18:24配信 MBSニュース

 “紀州のドンファン”と呼ばれた資産家の男性を殺害したとして元妻が起訴された事件で、元妻に逮捕直前まで頻繁に会っていた探偵業の男性がMBSの取材に応じ、「真犯人を見つけて欲しい」などと相談を受けていたことを明かしました。

 和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助さん(当時77)を、2018年5月に急性覚醒剤中毒にして殺害したなどの罪で、今年5月19日に起訴された須藤早貴被告(25)。

 須藤被告が逮捕される直前まで頻繁に会っていたという東京都内で探偵業を営む社団法人探偵協会の戸塚敦士代表理事がMBSの取材に応じました。野崎さんが急死してから半年ほど経った2018年の秋に須藤被告から依頼を受け、2年半にわたり相談に乗ってきたといいます。

 (社団法人探偵協会 戸塚敦士代表理事)
 「野崎幸助さんが亡くなったのはなぜかというところも調べられるのであれば調べてもらいたい、と。全部ひっくるめると一応100万円近くもらっています。真犯人捜索のためにこの会社もあなたにあげる、と」

 その戸塚さんが見せてくれたのは、須藤被告が和歌山県で乗っていた高級車のベンツです。元々は野崎さんが所有し、生前に須藤被告にプレゼントしたものでしたが、去年9月に戸塚さんが約300万円で買い取ったといいます。

 (戸塚さん)
 「登録事項等証明書。野崎幸助さんから和歌山県田辺市に移り、須藤早貴被告に至って、続きで私になっている」

 須藤被告は野崎さんの死後、約3年間で、首都圏のマンションなど6~7軒を転々とし、最後に住んでいたのがタワーマンションでした。

 (戸塚さん)
 「(須藤被告は)何回も家宅捜索を受けたし、何回も説明しているし、どうして何もわかってくれないのかしら、みたいな。(Q自分はやっていないと?)そうです。ひたすらそこにブレはないですね、一切」

 須藤被告は事件について『一切関係ない』といつも繰り返したと言います。

 (戸塚さん)
 「本当は覚醒剤とかやったことありますよね?ぶっちゃけどうなんですか?とかって聞いてみたり、何回もですよ。色んな聞き方を色々した結果として、覚醒剤を見たことも触ったこともやったことも何もないし、そういうものを扱っている友人・知人もいないし、みたいな感じですよね」

 関係者によりますと、須藤被告は逮捕後は否認、その後は黙秘を続けているということで、事件の真相解明が待たれます。」

20210521-215413

20210521-215653

…ということで、皆さん、いかがですか?


ボクが2本前に書きましたよね?
警察の手が必要な殺人事件を探偵に相談、依頼してくる人こそが「犯人」だと。

自分がいかにも被害者を一番心配していた人間だとアピールするために真犯人が行うバカな発想です。

紀州のドンファンこと野崎社長の元妻が実際に真犯人かはわかりませんが、これで限りなく「犯人」に近づいたということになります。

そして、本題。
犯人が元妻であることなんて、こちらには関係ないお話なわけですが、問題はこの探偵業者です。

相談内容を聞けば、これは依頼を受けてはいけない内容です。
2本前のブログで書いた通り、優秀な探偵であれば、彼女が犯人の可能性が高いことは相談をしてきたことだけで一発でわかります。3分以内でわかります。
この戸塚という探偵は「彼女と仲良くなって、彼女が犯行を自供でもしてくれたら俺はヒーローになれるな」と考えた可能性はありますね。
そうでなければ、受けてはいけません。警察が捜査中の事件の犯人を明らかにできる要素はないですから。

そもそも、誰が野崎社長に覚せい剤を飲ませたか?
そもそも、野崎社長が誰かに飲まされたのか?自分で飲んだのか?
その覚せい剤を誰がどこで入手したのかなんて、民間の探偵に調べられるはずもありません(実際に警察でも状況証拠からの判断であり、確定できていません)。
あらゆる権限を持つ警察でなければ、それを深く調べることはできないはずです(事件によってはむしろ民間人の方が解決できるものもあるかとは思いますがめったにありません)。

和歌山県警がすでに捜査中であるのに、民間の探偵に何ができるでしょうか??

警察がわからない犯人をこの探偵が調べることはできません。
警察はすでに指紋、ゴミ、ホコリ、足跡、におい、電話記録、関係者への事情聴取等の捜査をしているんです。
それを100万円くらいで依頼を受けた??
最初からお金だけ取って終わることがわかっていて依頼を受けていますね。

その上、そもそも犯人説が強かった元妻からベンツを買い取った??
この車両も覚せい剤の痕跡がないかを警察が調べたはずです。その車両を買い取る??殺された野崎社長の愛車を??
よくぞ、そんなことができたものです。

草葉の陰で野崎社長が激オコ案件ですよ。

元妻がベンツを売ったのは愛情がなかったことの証明でもありますし、お金に変えたかったということもあるでしょうし、何より自分が覚せい剤を購入する際に使用した車両とも言われています。
その車両を購入します??

野崎社長、激オコです。

そして、この探偵、守秘義務違反ということで探偵業法にも反してます。
「探偵業法第10条第1項:探偵業者の業務に従事する者は、正当な理由なく、その業務上知りえた他人の秘密を漏らしてはならない。探偵業者の業務に従事する者でなくなった後においても、同様とする」と定められています。

公安委員会により、営業停止や営業廃止命令も出されるほどの犯罪行為に当たります。
今回の情報公開が「公益目的」には当たりません。容疑者であっても人権はあり、法律の適用内の事象です。
近所の人の証言は法律の縛りはないので自由ですが、探偵は法律がありますので。
元妻の弁護士に告訴状を出されたら一発アウトです。

探偵協会(笑)。なんですか、探偵協会って?誰も加盟していない協会って…。
探偵業者がほとんど加盟しているような協会というものはこの業界に存在していませんので。
探偵協会・代表理事ということですが、実質一人なんだからそりゃ代表でしょうね。
本体は「総合探偵社密会バスターズ」という業者になります。


追加情報
和歌山県警はとっくにこの業者が容疑者の元妻から依頼を受けていることを把握していました。
そして、探偵が何もできないことも理解していて放置していたのです。依頼を受けることは犯罪ではありませんからね。
本当に探偵業界のお恥ずかしいお話です。

2021年5月15日 (土)

依頼が増える一方です

またまた久しぶりの更新になってしまい、申し訳ございません。
いつも謝罪から始まるブログですね(苦笑)。

調査はいつも忙しいのですが、調査が多いとそのあとの報告書の作成が遅れていってしまうという状況になります。
調査は皆さんに合わせて次々やらなければならないのでどうしても調査偏重型となってしまいます。
取れた結果は逃げませんので、報告書の部分でお待ちいただく形になってしまいます…。
報告書を急がなければならないのにブログを更新している場合ではない、とこのように更新が遅れる原因となっています(*_*)

さて、昨年からのコロナの影響を受けず、むしろ依頼が増える一方の当事務所ですが、昨年よりも今年、岩手県内からの依頼が少し減っています。
増えた分が減ったことにもなるので通常運転といえばそうなんですが。

ところがですね、忙しさはどんどん増しているんです。

先ほど書いたのは「岩手県内からの依頼が少し減った」という文言。減ったはずなのに何が忙しいのか?

それは「県外の依頼」がすごく増えているからです。
どうして県外の案件が増えるのか?

そもそも、どうして県内の案件は少し減ったのか?を先にお話ししましょう。
岩手県は最後までコロナ感染者が出なかった県でしたが、一度出たら、もう他県と同じく次々と出てしまいました。
それでも依頼は減らなかったんですが、ついに今年になり、コロナ感染が1日10人以上を超えて出るようになると、岩手県民の間でも赤信号が灯り始めたという感じです。
そのため行動の制限がなされるようになり、浮気旦那も外出の言い訳が難しくなったために浮気が少し鈍化したのではないかと考えています。都会と違い、コロナが遅かったために今になって影響が出てきたのかなと思います。

ただ、なぜか県外の依頼者さんの案件は増える…
なぜでしょう?

答えは単純です。
ここ数年で老若男女、スマホを持つようになり、皆さんネットを利用する時代となりました。
ネットで情報収集をしたり、検索で出てきた業者のウェブサイトを読み込んで問い合わせをしたりすると、やはり「探偵業者は悪徳業者が多い」という結論に至る状況となりました。

結果的に自分の居住する地域以外、他県の業者も検索してみる方が増えたということなんです。
そこで出会ったのが、当事務所です。
ウェブサイトを読んで興味を持っていただき、問い合わせをしてみようとなって、他社さんと比べることができたわけです。

そして、関東と東北全県からの依頼が増加することになりました。
皆さん「うちの県で信用できる業者がなかったんです」と同じことをおっしゃいます。
当事務所は金額もプロ業者では日本で一番安いと思われますし、相談の中身も確かだということで、遠方の交通費や滞在費を負担してでも来てほしいと強く要請されて依頼に至っています。

県内レベルではなく、周辺の県含めて、当事務所が一番まともそうだと判断された依頼者さんたちに本当に感謝します。
いえ、うれしいのは依頼そのものではなく、そう思っていただいたという気持ちがうれしいんです。

九州などからも依頼をしたいと相談はあるのですが、さすがに九州だと経費を含めたら地元業者さんよりも高くなりそうですので、なんとか九州でまともな業者を探して依頼をするように細かなアドバイスはしています。九州まで呼びたいとおっしゃる方にも本当に感謝です。そして、受けられないことに対しては土下座の気持ちしかないですね…。

ここで皆さん、気になるのは「他県への移動が頻繁だとコロナのリスクが高くないですか?」という心配ではないでしょうか。
そこに関しては、県内以上に気を使っているといいいますか、他県の調査の場合、自分たちの車両内以外には、コンビニとホテルにしか立ち寄らないと決まっているんです。コンビニも短時間で出ますし、ホテルもフロントの人と接近するくらいです。宿泊が伴わない調査はホテルの利用もありません。
あとは道の駅のトイレ利用とか、そういうことくらいです。
やはりコロナは依頼者さんへの感染リスクが先に立ちますが、何といっても自分たちも怖いですから。

それに加えて、当事務所ではPCR検査を月3回以上受けています。検査の谷間で感染したら困りますが、それでも一般企業としてはここまで多い会社は県内にないのではないでしょうか?病院や介護系ではそれくらいしているところはありますけど。
自分たちも感染したくない、そして相談に来られる方にも絶対に感染させたくないと必死に対応をしています。

他県の依頼者さんとはビデオ通話での相談・契約もできるようになりましたので、ますます増える一方という状態です。

先日、県内の依頼者さんにも「東京とか仙台に進出しないでくださいね」と言われました。
県内でずっと対応してくれと…。
はい、もちろんです。東京への進出は頭をよぎることもありますが、調子に乗らずに地元岩手で頑張っていきたいと思います。
「岩手県内だけではなく、東京に進出して東京の悪徳業者もツブしたいな…」と思うことはあるんですよ。
でも、こんなに調査が忙しいとそこにかける労力はなくて、依頼者さんに向き合う時間だけを大事にしようとこれからも県内にとどまりたいと思います。
県内の悪徳業者たちから見たら、うちは目の上のタンコブでしょうけどね(笑)。

県外の方も増えているということで本当に感謝しています。
岩手県内の方もどうぞ気軽に相談電話をご利用くださいね。

«刑事事件にまつわるお話

フォト

探偵オススメの本(悩めるあなたに役に立つ本がここにあります)